国立感染症研究所が毎週発行している感染症週報を元に、みてねコールドクターでは2週間に一度、全国の感染症の最新情報をお届けします。
◆全国の各感染症の状況
2024年8月第4週(8月26日〜9月1日)の最新データでは、手足口病、マイコプラズマ肺炎、溶連菌感染症などの感染症が前の週と比較して増加傾向でした。
特に溶連菌感染症やマイコプラズマ肺炎は、他の感染症ほど数は多くありませんが、例年と比較すると流行傾向です。
【溶連菌感染症】
今年流行した5月頃ほどには増えていませんが、過去10年で最多となっており、引き続き注意が必要です。
【マイコプラズマ肺炎】
2005年以来の統計では過去最大の流行が続いており、こちらも注意が必要です。
関連記事:みてねコールドクター通信9月号前半「急増中のマイコプラズマ肺炎って?」
https://calldoctor.jp/news/article/68/
◆今週のピックアップ:手足口病が再び流行
7月のピークを過ぎて減少していた手足口病が、再び増加しています。
8月第4週(8月26日〜9月1日)時点では、7月のピークを超えるほどではないものの、半数以上の都道府県で「警報レベル」(定点あたり報告数が5.0以上)の報告数となりました。詳細は、お住いの都道府県のホームページなどをご確認ください。
夏休みが終わった9月以降、学校などでさらに感染が拡大する可能性も考えられ、注意が必要です。
手足口病とは?
手足口病はその名の通り、手、足、口に発疹が出る病気です。発疹の痛みや発熱を伴うこともあります。感染経路は主に接触感染です。乳幼児に多い病気ですが、大人にも感染することがあります。感染予防策としては、流水と石けんによる手洗い、マスクの着用も有効です。
関連記事:みてねコールドクター通信7月号「手足口病の流行拡大中!ヘルパンギーナも要注意」
https://calldoctor.jp/news/article/60/
◆インフルエンザウイルス、予防接種の予約スタート
例年、秋冬にかけて流行するインフルエンザウイルス。今週から各地でワクチンが出荷され始めました。現時点の流行状況は低い水準のままですが、神奈川県や愛知県などでは学級閉鎖になった小学校もあるようです。最新情報や予防策についても今後発信していきますので、ぜひチェックしてみてください。
感染症トレンドの次回更新予定日は9月25日(水)です。
◼️感染症週報とは?
国立感染症研究所が毎週発表する、さまざまな感染症の1週間の動向がまとめられたものです。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/
◼️定点あたり報告数とは?
全国の指定された医療機関から報告される感染者数を医療機関の数で割った数値です。
子どもも、親も、救いたい。
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・みてねコールドクター【オンライン診療】のご紹介
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・ママパパ体験談②「子どもの咳とあせもが気になり、使ってみました」
https://calldoctor.jp/news/article/69/