2025.02.05
感染症トレンド

感染症トレンド1月第4週「インフルエンザは減少傾向も、寒波到来に注意が必要!」

国立感染症研究所が毎週発行している感染症週報を元に、みてねコールドクターでは2週間に一度、全国の感染症の最新情報をお届けします。

◆全国の各感染症の状況

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2025年1月4週(1月20日〜1月26日)の最新データでは、感染性胃腸炎、新型コロナウイルス感染症、溶連菌感染症、RSウイルス感染症、伝染性紅斑(りんご病)などが増加傾向でした。

◆今週のピックアップ:インフルエンザは減少傾向。しかし寒波の襲来に注意が必要

過去10年の最高値を記録した2024年12月第4週と比較すると報告数は減少しましたが、警報レベル終息基準値・注意報レベルの基準値である「10」を超える水準が続いています。

地域によっては報告数が「20」を超えるエリアもあり、学級閉鎖が続くところもあるなど、まだまだ警戒が必要です。

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インフルエンザは、花粉症や風邪と併発し症状が悪化する場合や、1シーズンに複数回かかることもあります。
また、今週は非常に強い寒波が到来するため、急な冷え込みや空気の乾燥に伴い体調を崩しやすくなることが予想されます。
今シーズンまだかかっていない方も、一度発症された方も、引き続き注意をしてください。

おすすめ関連記事:
みてねコールドクター通信12月前半「インフルエンザ対策!家に備えておくと安心のものとは?」
https://calldoctor.jp/news/article/507/

◆インフルエンザとは

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が比較的急速に現れるのが特徴です。

あわせて、風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。全く症状のない場合や、風邪のような症状のみでインフルエンザに感染したことに気が付かない場合もあります。

主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。咳やくしゃみ等の症状のある時は、家族や周りの方へうつさないように、咳エチケットを徹底しましょう。手洗いや、使ったタオルを共有しないことなども効果的です。

◆治療薬について

治療薬には、タミフル、イナビル、リレンザ、ゾフルーザなどの抗インフルエンザ薬があります。発症から48時間以内に服用を開始することで、発熱期間の短縮や、鼻や喉からのウイルス排出量も減少する効果が期待できます。

抗インフルエンザ薬は、発症から48時間を過ぎてから服用を開始しても十分な効果は期待できません。用法、用量、期間(服用する日数)を守って服用することが重要です。

◆検査について

インフルエンザの抗原検査は、医療機関で検査を受けるほか、市販の検査キットを使用して自己検査を行うことも可能です。

検査キットを事前に購入し準備しておくことで、もしインフルエンザかな?と思う症状が出た場合にも、自宅から出ることなく、自身のタイミングで検査をすることができます。

■市販の検査キットを購入する際は、厚生労働省が一般用抗原検査キットとして認可をした「体外診断用医薬品」「第一類医薬品」と記載がある認可キットを選びましょう。

■抗原検査は、発症直後では陽性とならない場合があるため、発症から約半日後の検査が望ましいです。

■抗原検査で陰性となった場合でも、症状や、周囲の感染状況などを医師が総合的に判断して、診察の上で抗インフルエンザ薬が処方できる場合もあります。

◆検査キット購入キャンペーン

現在、日本調剤の公式オンラインストアでは、インフルエンザ・コロナ同時検査キットを限定割引価格で購入ができる期間限定キャンペーンをおこなっています。
詳しくは以下をご覧ください。
https://calldoctor.jp/news/article/474/

◆関連記事

インフルエンザについては以下の記事でも詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

みてねコールドクター通信10月前半「今から始めるインフルエンザ対策」
https://calldoctor.jp/news/article/76/

みてねコールドクター通信11月後半「インフルエンザと風邪の違いは?知っておきたいインフルエンザ基礎知識」
https://calldoctor.jp/news/article/343/

家族の病気豆知識「インフルエンザにかかったら…家庭内感染を防ぐポイント」
https://calldoctor.jp/news/article/573/

みてねコールドクター通信12月増刊号「インフルエンザ流行拡大中!年末年始に備え、検査キットなど早めの準備を」
https://calldoctor.jp/news/article/672/

インフルエンザ以外にも、新型コロナウイルス感染症や感染性胃腸炎など様々な感染症が流行しています。
臨時休園や学級閉鎖なども多いため、家庭内での流行にも気をつけましょう。
周囲の感染状況に注意してお過ごしください。

感染症トレンドの次回更新予定日は2025年2月20日(木)です。

◼️感染症週報とは?
国立感染症研究所が毎週発表する、さまざまな感染症の1週間の動向がまとめられたものです。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/

◼️定点あたり報告数とは?
全国の指定された医療機関から報告される感染者数を医療機関の数で割った数値です。


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・みてねコールドクター【オンライン診療】のご紹介
https://calldoctor.jp/news/article/50/
・「オンライン診療、どうやって診てもらうの?」受診の際のポイントを医師が解説
https://calldoctor.jp/news/article/71/

・オンライン診療でのお薬の受け取り方
https://calldoctor.jp/news/article/177/

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https://calldoctor.jp/news/article/606/

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