2024.10.09
感染症トレンド

感染症トレンド9月第4週「マイコプラズマ肺炎が増加中。手足口病にも引き続き注意を」

国立感染症研究所が毎週発行している感染症週報を元に、みてねコールドクターでは2週間に一度、全国の感染症の最新情報をお届けします。
   
◆全国の各感染症の状況
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2024年9月第4週(9月23日〜9月29日)の最新データでは、インフルエンザ、手足口病、マイコプラズマ肺炎が前の週と比較して増加傾向でした。
特に手足口病とマイコプラズマ肺炎は、例年と比較すると流行しています。

【手足口病】
7月のピークを過ぎて減少していた手足口病が、8月以降再び増加しており、まだまだ注意が必要です。
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9月23日〜29日の期間では、37の都道府県で「警報レベル」(定点あたり報告数が5.0以上)の報告数となりました。地域によっては7月のピーク時を超える流行を見せている所もあります。詳細はお住いの都道府県のホームページなどをご確認ください。

関連記事:
みてねコールドクター通信7月号「手足口病の流行拡大中!ヘルパンギーナも要注意」
https://calldoctor.jp/news/article/60/

◆今週のピックアップ:マイコプラズマ肺炎が流行
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他の感染症ほど数は多くありませんが、マイコプラズマ肺炎が7月以降急激に増加が続いており、例年よりも患者数が多い傾向です。

この1週間に報告された患者数は1医療機関当たり1.64人と、大流行した2016年10月を上回り、1999年に統計を取り始めてから最も多くなりました。

都道府県別に見ると、福井県、埼玉県、岐阜県、東京都での定点あたり報告数が多くなっています。

◆マイコプラズマ肺炎とは?

マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマという細菌に感染して起こる呼吸器感染症です。咳が長く続くことが特徴的で、特に14歳以下の子どもに多い病気です。

軽い風邪のような症状から、気管支炎や肺炎までさまざまな症状を引き起こします。咳の他に、発熱、倦怠感、頭痛、などの症状もみられることがあります。

感染力はそれほど強くありませんが、飛沫や密接な接触で感染するため注意が必要です。
感染予防策としては、流水と石けんによる手洗い、マスクの着用も有効です。咳や熱が続く場合には、早めに受診しましょう。

関連記事:みてねコールドクター通信9月号前半「急増中のマイコプラズマ肺炎って?」
https://calldoctor.jp/news/article/68/

感染症トレンドの次回更新予定日は10月23日(水)です。

◼️感染症週報とは?
国立感染症研究所が毎週発表する、さまざまな感染症の1週間の動向がまとめられたものです。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/

◼️定点あたり報告数とは?
全国の指定された医療機関から報告される感染者数を医療機関の数で割った数値です。


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・みてねコールドクター【オンライン診療】のご紹介
https://calldoctor.jp/news/article/50/
   
・どう使う?ママパパ体験談③「子どものアレルギー性鼻炎をオンラインで診てもらいました」
https://calldoctor.jp/news/article/77/
   
・「オンライン診療、どうやって診てもらうの?」受診の際のポイントを医師が解説
https://calldoctor.jp/news/article/71/

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