2025.12.11
感染症トレンド

インフルエンザの患者数は減少も警報レベルが続く

国立健康危機管理研究機構が毎週発行している感染症週報を元に、みてねコールドクターでは2週間に一度、全国の感染症の最新情報をお届けします。

◆全国の各感染症の状況
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2025年11月第4週(11月24日〜11月30日)の最新データでは、インフルエンザの患者数が前週から減少しました。感染性胃腸炎、溶連菌感染症、マイコプラズマ肺炎などその他の感染症も減少傾向でした。

♦️今週のピックアップ:インフルエンザ患者数は減少に転じる
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インフルエンザの定点あたり報告数は1医療機関当たり44.99人で、前週の51.12人から減少となりました。ですが、警報レベルである「30」を超える水準であるため、引き続き警戒が必要です。

都道府県別に見ると、全ての地域で注意報レベル「10」を超えており、そのうち41の都道府県で警報レベル「30」を超えています。
埼玉県の患者数が最も多く(74.81人 ※警報レベルの2倍以上)、長野県、福島県、岩手県など、東北や関東で特に流行しています。

流行のピークを超えていたものの、まだ油断は禁物です。引き続き周囲の感染状況に注意してください。
 
 
📝インフルエンザとは

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が比較的急速に現れるのが特徴です。

あわせて、普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。全く症状のない場合や、風邪のような症状のみでインフルエンザに感染したことに気が付かない場合もあります。

主な感染経路は飛沫感染です。咳やくしゃみ等の症状のある時は、家族や周りの方へうつさないように、咳エチケットを徹底しましょう。

【関連記事】
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📝治療薬と検査について

治療薬には、タミフル、リレンザなどの抗インフルエンザ薬があります。発症から48時間以内に服用を開始することで、発熱期間の短縮や、鼻や喉からのウイルス排出量も減少する効果が期待できます。

抗原検査をする場合、発症直後では陽性とならない場合があるため、38度以上の発熱から8時間以降の検査が望ましいです。

抗原検査で陰性となった場合でも、症状や、周囲の感染状況などを医師が総合的に判断して、診察の上で抗インフルエンザ薬が処方できる場合もあります。

なお、抗インフルエンザ薬は、発症から48時間を過ぎてから服用を開始しても十分な効果は期待できません。用法、用量、期間(服用する日数)を守って服用することが重要です。
   
【関連記事】
みてねコールドクター通信「今から始めるインフルエンザ対策」
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インフルエンザと風邪の違いは?知っておきたいインフルエンザ基礎知識
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📝検査キット購入キャンペーン

「みてねコールドクター」では、日本調剤と連携し、インフルエンザ・コロナ同時検査キットを20%OFFで購入できるキャンペーンを開始しました。

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オンライン診療のご利用イメージ
1.あらかじめ自己検査キット(※1)を準備
2.インフルエンザかも?と思ったら自己抗原検査を実施(※2)
3.陽性判定の結果をもとにオンライン診療を受診
4.医師による処方(※3)
5.お薬を近隣薬局または配送(※4)で受け取り

※1 自己検査キットは「研究用キット」等も販売されていますが、性能等が国に承認された「体外診断用医薬品」または「第1類医薬品」と表記があるものを選びましょう。
※2 検査のタイミングは一般的に、38度以上の発熱がみられてから8時間〜12時間程度経過してから実施すると、より正確な結果が出ると言われています。
※3 診断や処方は医師の判断によります。症状により、診断や処方ができない場合があります。
※4 処方薬の配送サービスは日本調剤と連携しています。配送エリアの詳細は、みてねコールドクターアプリまたはこちら(https://calldoctor.jp/news/article/1992/)をご確認ください。


インフルエンザが猛威をふるっていますが、冬場は空気が乾燥することで感染症が広がりやすく、インフルエンザ以外の感染症にも注意が必要です。

室内の適度な換気や加湿をしていただき、手洗い・うがい、咳エチケット、無理のない範囲でマスクの活用などの基本的な感染予防策を継続して、体調を崩さぬよう注意してお過ごしください。

感染症トレンドの次回更新予定日は2025年12月24日(水)です。

◼️感染症週報とは?
国立健康危機管理研究機構が毎週発表する、さまざまな感染症の1週間の動向がまとめられたものです。
https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/index.html

◼️定点あたり報告数とは?
全国の指定された医療機関から報告される感染者数を医療機関の数で割った数値です。

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・みてねコールドクター【オンライン診療】のご紹介
https://calldoctor.jp/news/article/50/
  
・「オンライン診療、どうやって診てもらうの?」受診の際のポイントを医師が解説
https://calldoctor.jp/news/article/71/

・オンライン診療でのお薬の受け取り方
https://calldoctor.jp/news/article/177/

・インフルエンザ流行拡大中!検査キットなど早めの準備を
https://calldoctor.jp/news/article/2193/

・小児科医Q&A「子どものインフルエンザ、いつ受診する?いつ登園できる?よくある質問」
https://calldoctor.jp/news/article/2191/

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