
・新型コロナウイルス感染症の患者数が10週連続で増加
・百日咳の患者数は累計7万人目前
・伝染性紅斑(りんご病)が32の都道府県で警報レベル
国立健康危機管理研究機構が毎週発行している感染症週報を元に、みてねコールドクターでは2週間に一度、全国の感染症の最新情報をお届けします。
◆全国の各感染症の状況
2025年8月第3週(8月18日〜8月24日)の最新データでは、新型コロナウイルス感染症、溶連菌感染症、感染性胃腸炎、伝染性紅斑などが増加傾向でした。
♦️今週のピックアップ:新型コロナウイルスの患者数が増加
新型コロナウイルスの患者数が増加しています。
定点当たり報告数は8.73で、6月末以降患者数が10週連続で増加しています。特に、宮崎県や鹿児島県など九州地方での報告数が多くなっています。
夏休みが終わり、学校等で感染が広がることも予想されます。周囲の感染状況に注意してください。
💬新型コロナウイルス感染症について
新型コロナウイルス感染症は、SARS-CoV-2ウイルスによる感染症です。
主な症状は、38度以上の発熱、のどの痛み、咳や痰、倦怠感など、多岐に渡ります。多くの症状は5〜7日程度で軽快しますが、一部の症状は長引いたり、後遺症が残る場合があります。
また、現在流行している新変異株「ニンバス」は、カミソリを飲み込んだような激しい喉の痛みが特徴と言われています。ただし、症状が発熱のみ、関節痛や頭痛だけという場合もありますので、激しい喉の痛みばかりに意識を向けずに、周囲の感染状況に注意し、必要に応じて検査を受けることも大切です。
新型コロナウイルス感染症の感染経路は主に飛沫感染と接触感染です。
感染予防策としては手洗いうがいや咳エチケットが有効です。身近に感染者がいる場合や、周囲で流行している場合は、日頃から予防策を徹底しましょう。
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♦️伝染性紅斑(りんご病)が32の都道府県で警報レベル
流行中の伝染性紅斑(りんご病)は、全国の定点あたり報告数は減少傾向であるものの、都道府県別にみると32の地域で警報レベルとなる定点あたり報告数2.0を超えた状態が続いています。地域によっては警報レベル水準の3倍以上の患者数が報告された場所もあり、周囲の感染状況に警戒してください。
伝染性紅斑(りんご病)の主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。
一度感染すると通常は終生免疫が獲得され、再感染することはほとんどありません。
感染予防策としては手洗いうがいや咳エチケットが有効です。身近に感染者がいる場合や、周囲で流行している場合は、日頃から予防策を徹底しましょう。
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♦️百日咳の患者数は累計7万人目前
百日咳の患者数は1週間で2,762人を記録し、2025年の累計患者数は69,797人で、7万人目前となりました。
他の感染症と比較すると患者数は多くありませんが、患者数が増え続けている状況のため注意が必要です。
【関連記事】最近増えている「百日咳」とは?
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新型コロナウイルス感染症や伝染性紅斑(りんご病)に注意が必要なこの時期。
9月に入っても猛暑日が続く毎日ですが、空調を効かせた室内は換気が十分でない場合もあり、屋外では暑さでマスクの着用が難しいことも。
規則正しい生活と、手洗い・うがいなどの基本的な感染予防策を継続して、体調を崩さぬよう注意してお過ごしください。
感染症トレンドの次回更新予定日は2025年9月17日(水)です。
◼️感染症週報とは?
国立健康危機管理研究機構が毎週発表する、さまざまな感染症の1週間の動向がまとめられたものです。
https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/index.html
◼️定点あたり報告数とは?
全国の指定された医療機関から報告される感染者数を医療機関の数で割った数値です。
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