お知らせ

リンゴ病が東京都内で流行しており、警報レベルの患者数となっています。

リンゴ病は、正式には「伝染性紅斑（でんせんせいこうはん）」と呼ばれるウイルス感染症で、特に子どもに多く見られますが、大人にも感染することがあります。

特に妊娠中の方は注意が必要ですので、どのような病気なのか知っておきましょう。
　　　
■主な特徴

・頬が赤くなる発疹
症状の中でも特に目立つのが、りんごのように赤くなるほっぺた。この特徴的な発疹が病名の由来です。

・全身の発疹
頬が赤くなる数日後に、腕や足など体全体にレース状（網目状）の発疹が出ることもあります。

・発熱や倦怠感
初期には微熱や軽い風邪のような症状が出る場合があります。

■感染経路

咳やくしゃみなどの飛沫感染や、手を介した接触感染で広がります。発疹が出る前が最も感染力が強いとされています。

■予防法

ワクチンはありませんので、手洗いや人混みを避けるなどの基本的な感染予防が大切です。

■注意点

・妊婦さんが感染すると、まれに胎児に影響が出ることがあるため、妊娠中の方は注意が必要です。

・発疹が出た時には感染がピークを過ぎており、そこまで気付かないケースもあります。風邪のような症状があれば感染対策をしっかりとしましょう。

■治療法

特別な治療薬はなく、対症療法が基本です。症状が重い場合や心配なときは医師に相談してください。

■登園・登校について

発疹が出ている場合でも、ほとんどの場合は登園や登校が可能です。ただし、園や学校の規定に従いましょう。

リンゴ病は多くは軽症ですが、家族内感染や妊婦さんへの影響が心配な場合は早めに医療機関に相談しましょう。

日本赤十字社医療センター 小児科専門医
みてねコールドクター小児医療アドバイザー
風間 尚子先生

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・オンライン診療でのお薬の受け取り方
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