
7月第3週(7月21日〜7月27日)の感染症動向
・新型コロナウイルス感染症の患者数が増加
・伝染性紅斑(りんご病)が27の都道府県で警報レベル
・百日咳の患者数は累計5.6万人に
国立健康危機管理研究機構が毎週発行している感染症週報を元に、みてねコールドクターでは2週間に一度、全国の感染症の最新情報をお届けします。
◆全国の各感染症の状況
2025年7月第3週(7月21日〜7月27日)の最新データでは、新型コロナウイルス感染症が増加傾向でした。
流行中の伝染性紅斑(りんご病)は、全国の定点あたり報告数は減少傾向であるものの、都道府県別にみると27の地域で警報レベルを超えた状態が続いています。地域によっては警報レベル水準の2倍以上の患者数が報告された場所もあり、周囲の感染状況に警戒してください。
地域によっては、警報レベルに満たなくても、自治体から注意喚起が出ている場所もあります。詳しくはお住まいの地域のホームページなどをご確認ください。
【関連記事】 リンゴ病が東京都内で警報レベルの流行。妊娠中の方は要注意
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♦️百日咳の患者数は累計5.6万人に
百日咳の患者数は1週間で3,399人を記録し、2025年の累計患者数が56,664人となりました。
他の感染症と比較すると患者数は多くありませんが、患者数が増え続けている状況のため注意が必要です。
【関連記事】 最近増えている「百日咳」とは?
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♦️夏の胃腸炎にも注意
感染症胃腸炎の患者数は減少傾向であるものの、過去10年平均値(2015年〜2024年)と比較すると報告数はやや多くなっています。
冬のイメージの強い胃腸炎ですが、夏場はコクサッキーウイルスやエンテロウイルスによる感染が多く、夏にも注意が必要です。詳しくは以下の記事をご覧ください。
【関連記事】 夏にも注意!感染性胃腸炎とは?
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♦️今週のピックアップ:新型コロナウイルスの患者数が増加
新型コロナウイルスの患者数が増加しています。
2025年7月第3週(7月21日〜7月27日)の定点当たり報告数は4.12で、集計が始まった2023年以降の過去データと比較すると数は多くありませんが、6月末以降患者数が右肩上がりになっています。
💬新型コロナウイルス感染症について
新型コロナウイルス感染症は、SARS-CoV-2ウイルスによる感染症です。
主な症状は、38度以上の発熱、のどの痛み、咳や痰、倦怠感など、多岐に渡ります。多くの症状は5〜7日程度で軽快しますが、一部の症状は長引いたり、後遺症が残る場合があります。
新型コロナウイルス感染症の感染経路は主に飛沫感染と接触感染です。
感染予防策としては手洗いうがいや咳エチケットが有効です。身近に感染者がいる場合や、周囲で流行している場合は、日頃から予防策を徹底しましょう。
【関連記事】 家族の病気豆知識「知っておきたい手洗いの重要性」
https://calldoctor.jp/news/article/408/
猛暑日が続き、熱中症に警戒が必要な時期は、合わせて感染症の流行状況にも注意をしましょう。
空調を効かせた室内は換気が十分でない場合もあり、屋外では暑さでマスクの着用が難しいことも。
規則正しい生活と、手洗い・うがいなどの基本的な感染予防策を継続して、体調を崩さぬよう注意してお過ごしください。
感染症トレンドの次回更新予定日は2025年8月20日(水)です。
◼️感染症週報とは?
国立健康危機管理研究機構が毎週発表する、さまざまな感染症の1週間の動向がまとめられたものです。
https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/index.html
◼️定点あたり報告数とは?
全国の指定された医療機関から報告される感染者数を医療機関の数で割った数値です。
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・みてねコールドクター【オンライン診療】のご紹介
https://calldoctor.jp/news/article/50/
・「オンライン診療、どうやって診てもらうの?」受診の際のポイントを医師が解説
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・オンライン診療でのお薬の受け取り方
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