2024.09.25
感染症トレンド

感染症トレンド9月第2週「手足口病が本格的に流行。約8割のエリアで警報レベル超え」

国立感染症研究所が毎週発行している感染症週報を元に、みてねコールドクターでは2週間に一度、全国の感染症の最新情報をお届けします。
   
◆全国の各感染症の状況
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2024年9月第2週(9月9日〜9月15日)の最新データでは、インフルエンザ、手足口病、マイコプラズマ肺炎、溶連菌感染症が前の週と比較して増加傾向でした。
   
特に、溶連菌感染症やマイコプラズマ肺炎は、他の感染症ほど数は多くありませんが、例年と比較すると流行傾向です。
   
【溶連菌感染症】
今年流行した5月頃ほどには増えていませんが、過去10年で最多となっており、引き続き注意が必要です。
   
【マイコプラズマ肺炎】
2005年以来の統計では過去最大の流行が続いており、こちらも注意が必要です。
関連記事:みてねコールドクター通信9月号前半「急増中のマイコプラズマ肺炎って?」
https://calldoctor.jp/news/article/68/
  
   
◆今週のピックアップ:手足口病が本格的に流行
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7月のピークを過ぎて減少していた手足口病が、8月以降再び増加しています。
現時点では7月のピークを超えるほどではないものの、36の都道府県で「警報レベル」(定点あたり報告数が5.0以上)の報告数となりました。詳細は、お住いの都道府県のホームページなどをご確認ください。

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手足口病とは?

手足口病はその名の通り、手、足、口に発疹が出る病気です。発疹の痛みや発熱を伴うこともあります。乳幼児に多い病気ですが、大人にも感染することがあります。
   
主な感染経路は、咳やくしゃみといった飛沫感染、便からの感染です。
予防策としては、手洗い、うがいといった基本的な対策をしっかりと行うことが大切です。
   
感染した場合は、手足口病に対する特別な治療方法はないため、対症療法を行いつつ自分の免疫力で治るのを待つことが主な治療となります。発疹に対しても特に薬はなく、清潔を保ち自然に治るのを待ちましょう。多くは1週間〜10日程で良くなります。
   
関連記事:
みてねコールドクター通信7月号「手足口病の流行拡大中!ヘルパンギーナも要注意」
https://calldoctor.jp/news/article/60/
  
  
感染症トレンドの次回更新予定日は10月9日(水)です。

◼️感染症週報とは?
国立感染症研究所が毎週発表する、さまざまな感染症の1週間の動向がまとめられたものです。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/

◼️定点あたり報告数とは?
全国の指定された医療機関から報告される感染者数を医療機関の数で割った数値です。


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・みてねコールドクター【オンライン診療】のご紹介
https://calldoctor.jp/news/article/50/
   
・どう使う?ママパパ体験談②「子どもの咳とあせもが気になり、使ってみました」
https://calldoctor.jp/news/article/69/
   
・「オンライン診療、どうやって診てもらうの?」受診の際のポイントを医師が解説
https://calldoctor.jp/news/article/71/

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