2024.12.23
病気知識

大切な人に会う前に。家族を守る帰省時の感染症対策ガイド

年末が近づいてきましたが、お子さんと一緒に帰省を計画されている方も多いのではないでしょうか。
年末年始の帰省は、混雑する交通機関を利用せざるをえないですが、移動中に感染症をもらってしまわないか、少し心配な方もいらっしゃるかと思います。

また、現在インフルエンザの流行が拡大しており、気付かないうちに罹ってしまい帰省先のおじいちゃんやおばあちゃんにうつしてしまわないか、そのような不安を抱いている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、帰省の移動中にできる対策、帰省先での対策をまとめてみました。

<移動中>
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ポイント①:移動中もこまめな手洗いを行う

移動中はお弁当やおやつなどを口にすることも多いと思いますが、その際、必ず手を洗うようにしましょう。
水と石鹸による手洗いができない場合、除菌ウェットティッシュによる除菌も有効です。

除菌ウェットティッシュを手指の汚れ落としとして利用する際、手のひらや手の甲を拭いて済ませてしまうことが多いのですが、実は手や指には汚れが残りやすいところがあります。それは以下の4つです。

①指先や爪の間
②手の甲や手首
③指と指の間
④親指の付け根

効果的に汚れをふき取るには、手のひらや手の甲だけでなく、「指の腹から爪の生え際」を意識して、指先をぬぐうといいでしょう。
  
   
ポイント②:マスクをつける

移動中はマスクをつけるようにしましょう。特に妊婦の方など重症化リスクがある方はリンゴ病※の流行もあるためマスクをつけることをお勧めします。

マスクには、ウイルスの侵入を防ぐイメージがありますが、喉を保湿しウイルスが喉の粘膜に付着するのを防ぐ効果が期待できます。

ただし、2歳未満の小さなこどもについては、マスクの着用はやめましょう。熱がこもりやすくなり、呼吸もしにくくなるためです。
(就学前のこどもについても、無理のない範囲での着用にしましょう)

※リンゴ病についてはこちらで解説していますのでぜひご覧ください。
https://calldoctor.jp/news/article/378/
   
   
ポイント③:こまめに水分補給をする

冬は特に乾燥が強くなりますし、交通機関の中は特に乾燥しやすい環境です。こまめな水分補給をすることで、喉を潤し、ウイルスが喉の粘膜に付着するのを防ぐことができます。

「喉がイガイガする」とか、「鼻が乾いた感じがする」というのは、喉や鼻が乾いているサインです。できるだけ、そういう状況にならないよう、水やお茶、イオン飲料などをこまめに飲むようにしましょう。
特に子どもは、冬場あまり自分から喉が乾いたと意識しづらくなります。喉が渇いた、と言っていなくても、定期的に水分をとるように促してあげましょう。
   
   
<帰省先>
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ポイント①:こまめに手洗いを行う

移動中だけでなく、帰省先でもしっかりと手洗いを行いましょう。以下の手洗いの方法を改めて確認し、帰省先にウイルス等を持ち込まないようにしましょう。

「知っておきたい手洗いの重要性」
https://calldoctor.jp/news/article/408/
   
   
ポイント②:定期的に換気をする

寒い季節は暖房をつけている時間が長くなりがちですが、感染症対策のためには空気の入れ替えが重要です。1時間に1回程度、5分程窓を開けて換気しましょう。
  
  
ポイント③:共有を避ける

タオルやコップなど、家族で共有しやすいものはできるだけ個別のものを使うようにしましょう。紙コップや使い捨てのおしぼりを持参するのも良いでしょう。
   
   
ポイント④:オンライン診療の活用

帰省中に体調が悪化、不安な症状が出た際のために、帰省先ですぐに診てもらえる病院が近くにあるかどうか、事前に調べておくと安心です。

ただし年末年始はお休みの病院が多いため、オンライン診療の利用という選択肢も持っておきましょう。

みてねコールドクターのオンライン診療は、自宅以外の帰省先や旅行先など、全国どこからでも受診が可能です。
(※プライベートが守られる場所に限る)
  
   
おじいちゃんおばあちゃんとの時間はかけがえのないものですよね。感染予防対策をしっかり行い、また、免疫力を低下させないよう十分な食事と睡眠をとり、安心して楽しいひとときをお過ごしください。
   
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監修者:風間 尚子先生
日本赤十字社医療センター 小児科専門医
みてねコールドクター小児医療アドバイザー


子どもも、親も、救いたい。
家族のためのオンライン診療アプリ「みてねコールドクター」

みてねコールドクターでは、24時間365日、ビデオ通話で医師の診察を受けられます。

夜間・休日に診察を受けたい、病院での長い待ち時間は子どもがぐずってしまい大変、
お薬が欲しいけど病院に行く時間がないなど、家族の病気や通院のお悩みをサポートします。

お薬はお近くの薬局、または一部エリアではご自宅での受け取りが可能です。
どうぞご相談ください。

・みてねコールドクター【オンライン診療】のご紹介
https://calldoctor.jp/news/article/50/

・「オンライン診療、どうやって診てもらうの?」受診の際のポイントを医師が解説
https://calldoctor.jp/news/article/71/

・オンライン診療でのお薬の受け取り方
https://calldoctor.jp/news/article/177/

・【キャンペーン実施中】新たな診療科目追加!多様な診療メニューでママやパパのお悩みに寄り添います
https://calldoctor.jp/news/article/606/

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