2024.12.07
ドクター通信

インフルエンザ対策!家に備えておくと安心のものとは?

気温が徐々に下がってくると、インフルエンザなど感染症の流行も予想されます。体調の変化などで免疫力が下がったり、学校や保育園のように子供同士が密接する環境であったり、普段から対策をしていても、不意に家族が感染症にかかってしまう時もあります。

そんな時に備えて、家にあらかじめ用意しておくと安心なものをご紹介します。
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日用品

・マスク
・手袋
・手洗い石鹸
・アルコール消毒スプレー・シート
・ゴミ袋
・ティッシュペーパー
・ペーパータオル

家族が感染した場合、他の家族にうつらないように、家の中でもマスクをしたり、ゴミの処理には手袋を利用したり、こまめな手洗いや共用スペースの消毒が必要です。そのため、上記の日用品は少し多めに用意しておくと、切らしてしまうことなく安心です。
  
  
食品

・経口補水液(OS-1など)
・ゼリー飲料
・レトルトおかゆ
・冷凍うどん

感染症にかかった場合、食欲が大きく落ちることがありますが、そんな時でも脱水症状にならないよう、経口補水液で水分補給することが大事です。賞味期限は1年近くあるので、家に備えておくと安心です。

また、おかゆやうどんなど、胃腸が弱っていても食べられるものを少し用意しておくと、買い出しにでなくて便利です。レトルトや冷凍のものは賞味期限も長いので、あらかじめ備えておくのに適しています。
感染症対策としてだけでなく、災害対策としても使えますのでぜひ備えておきましょう。
   
  
医薬品

・市販の解熱鎮痛薬
・自宅検査キット

急激に熱が上がってしまい、ぐったりする・水分が取れない・眠れない、といった場合のために解熱鎮痛薬を備えておいても良いでしょう。
小児には解熱鎮痛薬として基本的に、アセトアミノフェン製剤を使用します。インフルエンザ感染症の疑いがある場合には、成人の場合でもより副作用の少ないアセトアミノフェン製剤を選択しましょう。

アセトアミノフェン製剤以外のNSAIDS(非ステロイド性消炎)の中でも特にジクロフェナクやメフェナム酸を使用した場合、インフルエンザ脳症の治療経過が重篤になるなどが知られており、避けた方が良いでしょう。

アセトアミノフェン製剤で抑えられない発熱や頭痛などがあれば医師に相談しましょう。
解熱剤の使い方については、こちらの記事もご覧ください。

小児科医Q&A「子どもの解熱剤、どう使う?」
https://calldoctor.jp/news/article/111/

また、症状が重く病院に足を運ぶのも辛い場合、オンライン診療という選択もできます。その際に、自宅検査キットがあれば、検査結果で医師が病名の診断を下しやすくなるので、家に備えておくと良いでしょう。

オンライン診療で利用するには、「研究用」と書かれたキットで行った検査結果は正しい結果が出ているかを保証できないため、使えません。必ず、「体外診断用医薬品」や「第1類医薬品」といった表記があるものを備えるように注意しましょう。

また保管状態によっては正しい検査ができなくなるので、検査キットの説明を確認し、適正に保管しましょう。
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みてねコールドクターでは、検査結果をもとに※抗ウイルス薬の処方も可能です。
※検査ができない場合でも、周囲の流行状況等を踏まえ、医師が判断すれば、薬の処方が可能な場合もあります

また、検査キットを期間限定(~25年5月まで)にて特別価格にて販売をしていますので、今のうちに購入をしておくと安心です。詳細はこちらをご覧ください。

「インフルエンザに備えよう!自宅でできる検査キットを限定価格で提供開始」
https://calldoctor.jp/news/article/474/

以上、感染症に備えて家に備えておくと良いものを整理しました。

家族が感染症にかかってしまうと、感染した本人はもちろんのこと、看病に当たる家族も心配事が多くなるかと思います。いざという時のために、あらかじめ備えておきましょう。

そして、飛沫感染であることを忘れずに、手洗いをはじめとする手指衛生、換気がとても大切ですので、こちらの対策もしっかりと行いましょう。


<小児科医より>

冬期の乳幼児・学童は室内で過ごすことが増え、湿度もぐっと下がることでインフルエンザ感染症が一気に広まってしまいます。また高熱になりやすく、発熱期間も他感染症と比較しても長いため、普段元気なお子さんでもぐったりしてしまうことが多い感染症です。

頻度は少ないながら、熱せん妄や脳症といった神経系の合併症もあるため発熱中はお子さんの様子をしっかり見守る必要があります。

早期に診断することで、抗インフルエンザ薬の投与が可能となりますし、ご家庭でも感染対策をしやすくなるでしょう。

また一度インフルエンザにかかった場合でも、違う型の感染を防ぐ意味でワクチン接種をお勧めいたします。
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日本赤十字社医療センター 小児科専門医
みてねコールドクター小児医療アドバイザー
風間 尚子先生


子どもも、親も、救いたい。
家族のためのオンライン診療アプリ「みてねコールドクター」

みてねコールドクターでは、24時間365日、ビデオ通話で医師の診察を受けられます。

夜間・休日に診察を受けたい、病院での長い待ち時間は子どもがぐずってしまい大変、
お薬が欲しいけど病院に行く時間がないなど、家族の病気や通院のお悩みをサポートします。

お薬はお近くの薬局、または一部エリアではご自宅での受け取りが可能です。
どうぞご相談ください。

・みてねコールドクター【オンライン診療】のご紹介
https://calldoctor.jp/news/article/50/

・「オンライン診療、どうやって診てもらうの?」受診の際のポイントを医師が解説
https://calldoctor.jp/news/article/71/

・オンライン診療でのお薬の受け取り方
https://calldoctor.jp/news/article/177/

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