2025.09.17
感染症トレンド

RSウイルスの患者数が増加。新型コロナにも引き続き注意

・RSウイルスの患者数が3週連続で増加中
・新型コロナウイルスにも引き続き注意


国立健康危機管理研究機構が毎週発行している感染症週報を元に、みてねコールドクターでは2週間に一度、全国の感染症の最新情報をお届けします。
 
 
◆全国の各感染症の状況
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2025年9月第1週(9月1日〜9月7日)の最新データでは、感染症胃腸炎、溶連菌感染症、RSウイルス感染症、インフルエンザなどが増加傾向でした。
 
 
♦️新型コロナウイルスに引き続き注意
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新型コロナウイルスの患者数は2週連続で減少しました。全国の定点当たり報告数は8.12で、昨年の同時期よりも多くなっています。

特に、九州地方や、中国・四国地方での報告数が多い傾向で、自治体では「注意報」が発令されている地域も。詳しくはお住まいの地域のホームページなどをご確認ください。
 
 
💬新型コロナウイルス感染症について

新型コロナウイルス感染症は、SARS-CoV-2ウイルスによる感染症です。
主な症状は、38度以上の発熱、のどの痛み、咳や痰、倦怠感など、多岐に渡ります。多くの症状は5〜7日程度で軽快しますが、一部の症状は長引いたり、後遺症が残る場合があります。

また、現在流行している新変異株「ニンバス」は、カミソリを飲み込んだような激しい喉の痛みが特徴と言われています。ただし、症状が発熱のみ、関節痛や頭痛だけという場合もありますので、激しい喉の痛みばかりに意識を向けずに、周囲の感染状況に注意し、必要に応じて検査を受けることも大切です。

新型コロナウイルス感染症の感染経路は主に飛沫感染と接触感染です。
感染予防策としては手洗いうがいや咳エチケットが有効です。身近に感染者がいる場合や、周囲で流行している場合は、日頃から予防策を徹底しましょう。

【関連記事】家族の病気豆知識「知っておきたい手洗いの重要性」
https://calldoctor.jp/news/article/408/
 
 
♦️今週のピックアップ:RSウイルスの患者数が増加中
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RSウイルス感染症の患者数が3週連続で増加しています。
全国の定点あたり報告数は1.66で、例年の同時期よりはやや多い患者数となっています。

RSウイルス感染症は、RSウイルスによって引き起こされる急性呼吸器感染症です。乳幼児の間で特に流行しやすく、2歳までにほぼ全員が一度は感染するとされていますが、年齢を問わず生涯にわたって何度もかかることがあります。

症状は発熱、鼻水、咳などで、重症化すると細気管支炎や肺炎を引き起こすことがあります。
特に 生後6か月以内の赤ちゃんや、心臓・肺の疾患がある場合は重症化しやすいので注意が必要です。

主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。感染予防策としては手洗いうがいや咳エチケットが有効です。身近に感染者がいる場合や、周囲で流行している場合は、日頃から予防策を徹底しましょう。


新型コロナウイルス感染症やRSウイルスに加えて、インフルエンザ等の他の感染症も増えているこの時期。
9月半を過ぎても蒸し暑さが続く毎日ですが、空調を効かせた室内は換気が十分でない場合もあり、屋外では暑さでマスクの着用が難しいことも。

規則正しい生活と、手洗い・うがいなどの基本的な感染予防策を継続して、体調を崩さぬよう注意してお過ごしください。
感染症トレンドの次回更新予定日は2025年10月1日(水)です。

◼️感染症週報とは?
国立健康危機管理研究機構が毎週発表する、さまざまな感染症の1週間の動向がまとめられたものです。
https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/index.html

◼️定点あたり報告数とは?
全国の指定された医療機関から報告される感染者数を医療機関の数で割った数値です。

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