2025.02.20
感染症トレンド

感染症トレンド2月第1週「感染性胃腸炎が増加中。インフルエンザは4週連続で減少」

国立感染症研究所が毎週発行している感染症週報を元に、みてねコールドクターでは2週間に一度、全国の感染症の最新情報をお届けします。

◆全国の各感染症の状況

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2025年2月1週(2月3日〜2月9日)の最新データでは、感染性胃腸炎、RSウイルス感染症などが増加傾向でした。

◆インフルエンザは4週連続で減少

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年末年始に大流行し、過去10年最高値を更新したインフルエンザは、4週連続で患者数が減少し、警報レベル終息基準値・注意報レベルの基準値である定点あたり報告数「10」を全国的に下回りました。地域別に見ても、45の都道府県で「10」を下回り、流行は落ち着きを見せています。

◆今週のピックアップ:感染性胃腸炎の報告数が増加中

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例年、冬に流行する感染性胃腸炎は、年明け以降5週連続で報告数が増加しています。
地域によっては警報レベル開始基準値に迫るエリアもあり、感染力が強いため注意が必要です。

◆感染性胃腸炎とは

感染性胃腸炎とは、ウイルスや細菌などの病原体に感染することによって起こる胃腸炎です。代表的な原因となる病原体は、ノロウイルス、ロタウイルスなどがあります。
症状は病原体により異なりますが、吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腹痛などがみられます。

感染予防策としては手洗いや身の回りの消毒、食品は生食や半生食を避け加熱調理を行うことなどが有効です。
もし感染してしまったら、軽度な場合は自宅で安静にし、水分補給をしっかり行いましょう。

家庭内で感染者がいる場合は、手袋やマスクなどで感染予防をし、嘔吐物などを直接手で触れないように注意してください。感染力が非常に強いため、二次感染を防ぐことが重要です。

■関連記事
みてねコールドクター通信「感染性胃腸炎について」
https://calldoctor.jp/news/article/46/

「吐瀉物のついた衣類や布団などはどのようにしたらいいですか?」「水分補給の際は、冷たい飲料と温かい飲料、どちらが良いですか?」など、よくある質問に医師がお答えしています。
ぜひご覧ください。

寒波の到来による急な冷え込みや空気の乾燥に伴い、体調を崩しやすくなり、感染症も広がりやすくなります。防寒、水分摂取や保湿を意識的におこなっていただき、周囲の感染状況に注意してお過ごしください。

感染症トレンドの次回更新予定日は2025年3月5日(水)です。

◼️感染症週報とは?
国立感染症研究所が毎週発表する、さまざまな感染症の1週間の動向がまとめられたものです。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/

◼️定点あたり報告数とは?
全国の指定された医療機関から報告される感染者数を医療機関の数で割った数値です。

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・みてねコールドクター【オンライン診療】のご紹介
https://calldoctor.jp/news/article/50/
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・オンライン診療でのお薬の受け取り方
https://calldoctor.jp/news/article/177/

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