2025.09.12
ドクター通信

今も広がる新型コロナ ー 強い喉の痛みに注意!現在の対応策は?

この夏、新型コロナの感染が再び拡大しました。特に大人での流行が顕著で、そこから家族内での発症が多く見られます。発熱を伴うことが多いですが、強い喉の痛みが特徴で、他のウイルスの風邪と区別がつきにくい場合もあります。

現在主流となっているのは NB.1.8.1株(通称ニンバス株) です。2025年5月、世界保健機関(WHO)はこの株を「監視下の変異株(VUM)」に指定しました。

「雨雲のように広がる」イメージから、ラテン語の雨雲: Nimbus が愛称としてつけられました。正式名称は NB.1.8.1 株ですが、言いにくいため、親しみやすいこの呼び名が世界で広まっています。
 
 
🟥主な症状
 
オミクロン系統に似ていますが、強い喉の痛みが特徴です。
 
・喉の痛み(約7割)
・発熱(38℃以上)(約7割)
・咳・痰、鼻水、頭痛、体の痛みなど
・味覚・嗅覚障害はまれ

全員が「カミソリの刃のような痛み」を訴えるわけではありませんが、喉の症状が強い方が多いのは特徴的です。また重症化リスクもオミクロンと大きく変わりません。
 
 
🟥現在の取り扱い

新型コロナウイルス感染症は現在「5類感染症」に分類され、インフルエンザと同様の扱いです。
・学校:発症後5日間かつ解熱後1日が経過するまで出席停止
・保育所・幼稚園:発症後5日間かつ解熱後2日が経過するまで出席停止
・その他、事業所の規定にしたがってください
※オンライン診療の診察時に自己検査キットで陽性確認ができる場合には診断書の発行も可能です。詳しくは以下をご覧ください。
https://tayori.com/q/calldoctor-faq/detail/716126/
 
 
🟥予防と受診の目安

・マスク、手洗い、換気、十分な休養と栄養
・一般的には症状に合わせて対症療法を行う
・高齢者や基礎疾患のある方はワクチン・治療薬で重症化予防を ※コールドクターでは新型コロナウイルス感染症に対する抗ウイルス薬の処方は行っておりません
・高熱が続く、水分がとれない、呼吸が苦しいなどの症状があれば早めに受診を
 
 
🟥小児科医からのメッセージ

9月に入り咽頭痛を訴える受診が成人も増えたと感じていますが、発熱を伴わないケースも多いです。そのような場合には新型コロナウイルス感染症の可能性も考えてマスクの着用や手洗いをより徹底して家族や周囲の方に感染を広げないようにしたいですね。

kazama (1).png

解説者:小児科専門医 みてねコールドクター小児医療アドバイザー 風間尚子先生

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
子どもも、親も、救いたい。
家族のためのオンライン診療アプリ「みてねコールドクター」

みてねコールドクターでは、24時間365日、ビデオ通話で医師の診察を受けられます。
夜間・休日に診察を受けたい、病院での長い待ち時間は子どもがぐずってしまい大変、
お薬が欲しいけど病院に行く時間がないなど、家族の病気や通院のお悩みをサポートします。
お薬はお近くの薬局、または一部エリアではご自宅での受け取りが可能です。
どうぞご相談ください。

・みてねコールドクター【オンライン診療】のご紹介
https://calldoctor.jp/news/article/50/

・「オンライン診療、どうやって診てもらうの?」受診の際のポイントを医師が解説
https://calldoctor.jp/news/article/71/

・オンライン診療でのお薬の受け取り方
https://calldoctor.jp/news/article/177/

・秋の花粉症対策は、オンライン診療で早めの受診を
https://calldoctor.jp/news/article/1959/

・新たな診療科目、診察料無料を継続!多様な診療メニューでママやパパのお悩みに寄り添います。是非ご利用ください。
https://calldoctor.jp/news/article/606/

img_mitene_calldoctor_family_OL.png

同じカテゴリーの記事