各地で既に真夏日を迎えていますが、熱中症は晴天時の暑いときだけでなく、湿度の高い梅雨の晴れ間や梅雨が明けた後にも注意が必要です。また、この時期はまだ身体が暑さに慣れていない、喉の渇きを感じにくいこともあり、夏場よりも意識的に水分補給などが必要です。
特に子どもは体温調節の機能が未発達であり、身長が低く地面からの照り返しも受けやすい状況ですので、大人が様子をみてあげることが大切です。
熱中症予防のポイント
①服装
・通気性がよく、吸水性や吸湿性、速乾性のある素材を選ぶ
・つばの広い帽子をかぶる
・暑さに応じて脱ぎ着ができるようにする
②こまめな水分補給
・喉が渇く前に少しずつ水分と塩分を補給させる
(子どもが喉が渇いたと感じたときは既に水分がだいぶ失われている可能性あり)
・水筒やペットボトルを持ち歩く
③こまめな休憩
・子どもは自分の体調の変化に気づきにくい
・自分の症状をうまく伝えられない
・大人がしっかりと子どもの様子に気を配り、休憩を促す
こちらも注意しましょう!
・短時間でも車内に置き去りにしない
・ベビーカーでは日よけカバーを使いつつ、カバーは熱がこもりやすくなるので、こまめに赤ちゃんの様子をチェック
・屋内でも油断禁物!窓を開ける、適度にエアコンや扇風機を使う
・日頃から十分な睡眠と食事を取る
・日頃から適度に外遊びをさせ、暑さに強い身体づくりを
熱中症になってしまった時の対処法
涼しい場所へ移動し、安静にしましょう。
また、衣類をゆるめ身体を冷やし、水分と塩分の補給をします。
症状によっては救急車を呼ぶ必要があります。痙攣や受け答えができないといった意識障害、普段通りに歩けないなどの運動障害が見られたら、すぐに救急車を呼びましょう。
「今年は早くも6月上旬から真夏日となっています。急な気温上昇に体が慣れていない時期ですよね。体は汗をかくことで体温調節をしています。しっかり汗をかけるようにこまめな水分補給を今から心がけましょう。また体熱感が強い場合には、我慢せずにクーラーを利用したりクーリングするようにしましょう!」
日本赤十字社医療センター 小児科専門医
みてねコールドクター小児医療アドバイザー
風間 尚子先生
子どもも、親も、救いたい。
家族のためのオンライン診療アプリ「みてねコールドクター」
みてねコールドクターでは、
24時間365日、ビデオ通話で医師の診察を受けられます。
夜間・休日に診察を受けたい、病院での長い待ち時間は子どもがぐずってしまい大変、
お薬が欲しいけど病院に行く時間がないなど、家族の病気や通院のお悩みをサポートします。
お薬はお近くの薬局で受け取りが可能、無料の医療相談も対応中です。
どうぞご相談ください。
みてねコールドクター【オンライン診療】のご紹介
https://calldoctor.jp/news/article/50/