皮膚症状

子どもの体にぶつぶつ?発疹・湿疹・アレルギーなど考えられる原因と受診の目安

子どもの体にぶつぶつ?発疹・湿疹・アレルギーなど考えられる原因と受診の目安
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子どもの体に「ぶつぶつ」が出ているのを見つけると、多くの保護者は不安になります。発疹や湿疹は、感染症や皮膚のトラブル、アレルギーなどさまざまな原因で起こりますが、見た目だけで判断するのは難しいものです。大切なのは慌てずに、発疹そのものの特徴と、子どもの全身の様子をよく観察することです。この記事では、子どもの発疹の見方、考えられる原因、そして病院を受診すべき目安について、小児科医の視点からやさしく解説していきます。

子どもの発疹の見方と基本ポイント

子どもの発疹を正しく理解するためには、まず「発疹そのものの特徴」と「全身の状態」の両方を見ることが大切です。赤みが強いのか、かゆみを伴うのか、体のどこに出ているのかといった点を丁寧に確認すると、原因を推測するヒントになります。また、発疹が出ていても元気に過ごせている場合と、ぐったりしている場合とでは、受診の必要性も大きく変わってきます。このパートでは、保護者が観察するときに役立つ基本のポイントをお伝えします。

症状の見分け方(色・形・広がり・部位)

発疹を観察する際は、色や形、どの部位に広がっているかに注目します。赤く平らな斑点のように見える場合もあれば、水ぶくれやかさぶたを伴うこともあります。小さな点状なのか、大きなまだら模様なのかも重要な手がかりです。体のどこから始まったのか、顔から広がっているのか、手足に限局しているのかも観察してください。
たとえば、突発性発疹は熱が下がったあとにお腹や背中に細かい発疹が出ますし、水ぼうそうは赤い点から水ぶくれへと変化していきます。ひとつひとつの特徴を丁寧に見ることが、受診時に医師へ伝える大切な情報になります。

全身状態の確認(発熱・機嫌・食欲)

発疹だけでなく、子どもの全身の状態を合わせて見ることがとても重要です。発熱の有無、食欲の低下、いつもと違う不機嫌さやぐったり感があるかどうかを観察しましょう。同じ発疹でも、元気に遊んでいる時と、ぐったりして動けない時とでは、受診の優先度がまったく異なります。

特に注意したいのは、高熱が続いている場合や、水分を取れずにおしっこが出ていない場合です。これは体が大きなストレスを受けているサインで、発疹とあわせて受診の判断を早める必要があります。

ぶつぶつが出る時の注意と様子を見てもよい場合

子どもの発疹は必ずしもすべてが危険というわけではありません。軽いあせもや一時的なじんましんなどは、家庭でのケアで改善することもあります。かゆみが強くなく、子どもが元気で食欲もあるようなら、急いで受診する必要はなく、様子を見ても大丈夫な場合があります。

一方で、発疹が急速に広がったり、水ぶくれや膿を伴ったりする場合は注意が必要です。また、発疹が出ると同時にぐったりしていたり、呼吸が苦しそうであったりする場合は、救急対応が必要になることもあります。つまり、「発疹そのもの」と「子どもの全身状態」の両方を照らし合わせて判断することが、最も大切なポイントです。

感染による発疹の原因と特徴

子どもの発疹の中でも、もっとも多く見られるのがウイルスや細菌による感染症です。発疹は単なる皮膚の反応ではなく、体が感染に対して戦っているサインのひとつです。感染症による発疹は、症状の出方や全身の状態と合わせて考えることが診断の手がかりとなります。このパートでは、代表的な感染症を取り上げ、それぞれの特徴と受診の目安を解説します。発疹の様子を正しく理解することで、不必要に心配しすぎることを防ぎつつ、危険な症状を見逃さないようにしましょう。

突発性発疹と手足口病の見分け方

突発性発疹は、生後半年から1歳半ごろの赤ちゃんによく見られる病気です。数日間続く高熱が下がったあと、体に細かい赤い発疹が一気に広がるのが特徴です。熱が下がると同時に出ることから、保護者は驚くことが多いですが、発疹自体はかゆみが少なく自然に消えていきます。
一方、手足口病はその名の通り、手のひら・足の裏・口の中に小さな水ぶくれが出るのが特徴です。発疹そのものが痛むことは少ないですが、口の中の水ぶくれが痛みを伴い、食事や水分がとりにくくなることがあります。両者を見分けるポイントは、発疹が出る部位と経過です。突発性発疹は解熱後に体幹部へ広がり、手足口病は発熱の有無に関わらず、手足や口の中に特徴的なぶつぶつが現れます。

水痘(水ぼうそう)ととびひの対応

水痘(水ぼうそう)は、赤い小さな発疹から始まり、すぐに水ぶくれになり、やがてかさぶたへと変化していく病気です。体の中でさまざまな段階の発疹が同時に見られるのが特徴で、かゆみが強く、掻き壊すことで痕が残ることもあります。予防接種で重症化は防げますが、未接種の子どもや免疫力が弱っている子では注意が必要です。
とびひは、虫刺されやあせもを掻き壊した部分から細菌が入り込み、ジュクジュクとした水ぶくれやかさぶたが広がる病気です。水痘と違い、かさぶたや膿を伴うのが特徴で、強いかゆみを伴います。とびひは感染力が非常に強いため、家庭や園で広がりやすく、適切な治療と清潔管理が不可欠です。水痘が全身性であるのに対し、とびひは局所から広がる点も区別の目安になります。

麻しん・風しん・りんご病|受診のタイミング

麻しん(はしか)は、39℃以上の高熱、咳、鼻水、結膜の充血などの症状が数日続いたあとに、耳の後ろから赤い発疹が出て全身に広がります。感染力が極めて強く、合併症も多いため、予防接種をしていない場合は特に注意が必要です。発疹が出たらただちに医療機関へ連絡し、指示に従いましょう。

風しんは、微熱とともに顔や首から淡い発疹が広がり、リンパ節の腫れを伴います。麻しんよりは軽症ですが、妊婦に感染すると胎児への影響があるため、発疹が出たら小児科に相談してください。

りんご病は、頬が赤くなるのが特徴で、その後腕や足にレース模様のような発疹が現れます。発疹が出るころには感染力はほとんどなく、基本的には安静で自然に回復しますが、妊婦や基礎疾患のある方への感染には注意が必要です。

以下に、主な感染症による発疹の特徴を簡単にまとめます。

病気 発疹の特徴 その他の症状
突発性発疹 解熱後に体幹に小さな赤い発疹 数日間の高熱、不機嫌
手足口病 手・足・口に水ぶくれ様の発疹 口内痛、食欲不振
水痘(水ぼうそう) 赤い点→水ぶくれ→かさぶた 強いかゆみ
とびひ 水ぶくれや膿でジュクジュク 強いかゆみ、感染拡大しやすい
麻しん 耳の後ろから全身に広がる赤い発疹 高熱、咳、鼻水、結膜炎
風しん 顔から全身に淡い発疹 微熱、リンパ節腫脹
りんご病 頬が赤く、その後網目状の発疹 微熱、風邪症状

皮膚の湿疹・炎症によるぶつぶつ

子どもの発疹は感染症だけでなく、皮膚そのものの炎症やトラブルが原因で起こることも多くあります。赤ちゃんや幼児の皮膚はとてもデリケートで、汗や摩擦、乾燥などちょっとした刺激でも赤みやぶつぶつが出やすいのです。発熱を伴わない場合や、局所に限局した症状であれば、皮膚の湿疹や炎症が疑われます。ここでは代表的な皮膚トラブルについて、その特徴と家庭でできるケアを紹介します。

あせも・おむつかぶれのケアと予防

あせもは、汗の出口が詰まることで生じる小さな赤い発疹で、首や背中、肘や膝の裏など、汗をかきやすい部分に現れます。かゆみは軽度で、汗をかいた後にシャワーで洗い流し、清潔に保つことで改善することが多いです。

おむつかぶれは、おむつの中の湿気や尿・便による刺激で皮膚が赤くなり、ぶつぶつが出る状態です。おむつ交換をこまめに行い、通気性を良くすることが大切です。保湿をしたり、医師に相談して適切な軟膏を使用することで改善が期待できます。
比較すると、あせもは汗のかきやすい部位に、 おむつかぶれはおむつの接触部位に限定されて現れるのが大きな違いです。

乳児湿疹・アトピー性皮膚炎の基本

乳児湿疹は新生児期からよく見られ、頬や額に赤いぶつぶつやかさつきが出ます。自然に良くなることもありますが、繰り返し出る場合やかゆみが強い場合はアトピー性皮膚炎が疑われます。

アトピー性皮膚炎は、頬や肘・膝の裏などに赤みや湿疹が出て、かゆみが強いのが特徴です。症状は良くなったり悪くなったりを繰り返し、乾燥やアレルギー体質との関連も指摘されています。基本は「皮膚を清潔にすること」と「保湿を続けること」が最も大切で、必要に応じて医師がステロイド外用薬などを処方する場合もあります。

乳児湿疹とアトピーの違いは、症状が一過性か慢性か、かゆみの強さ、そして繰り返しの有無にあります。

じんましんが出た時の対応と注意点

じんましんは、蚊に刺されたように赤く盛り上がる発疹(膨疹)が急に出て、数十分から数時間で跡形もなく消えるのが特徴です。かゆみが強いものの、短時間で消える場合は心配はいりません。
ただし、全身に広がったり、呼吸が苦しそうになったり、唇やまぶたが腫れている場合は、アレルギー反応(アナフィラキシー)の可能性もあります。そのような場合には救急受診が必要です。
じんましんの原因は食べ物、薬、感染、温度差など多岐にわたります。繰り返す場合は、受診して原因を調べることが安心につながります。

アレルギーによる発疹と対応

発疹の中には、ウイルスや細菌の感染ではなく、体が特定の物質に過敏に反応して起こる「アレルギー性の発疹」もあります。食べ物や薬がきっかけとなることが多く、発疹の出方や全身の反応によっては、緊急対応が必要になる場合もあります。ここでは、代表的なアレルギーによる発疹と、受診の目安について解説します。

食物アレルギー|口周り・全身の発疹

食物アレルギーは、原因となる食べ物を食べた直後から数時間以内に、口の周りや体に赤いぶつぶつが現れるのが特徴です。かゆみや赤みを伴い、まぶたや唇の腫れを伴うこともあります。
軽症で口周りに限局している場合は経過観察が可能なこともありますが、顔全体や全身に広がる場合、または呼吸が苦しそうにしている場合はすぐに救急受診が必要です。特に卵、牛乳、小麦、ナッツ類は子どもに多い原因食品であり、離乳食や初めての食材を試す際には注意が必要です。

薬疹が疑われる時の受診と薬の中止

薬疹(やくしん)は、薬を服用したあとに発疹が出る反応です。赤いぶつぶつが体に広がったり、かゆみを伴ったりします。発症までの時間は薬によって異なり、飲んですぐに出る場合もあれば、数日後に出ることもあります。

薬疹が疑われる場合は、自己判断で市販の薬を追加で使うことは避け、医師に必ず相談してください。原因薬を特定し中止することが第一歩であり、医師が必要に応じて抗アレルギー薬やステロイドを処方することもあります。薬疹は見た目が感染症の発疹に似ることも多いため、受診時に「いつからどの薬を飲んでいるか」を詳しく伝えることが大切です。

受診までの観察ポイントと写真の撮り方

アレルギーによる発疹が出たときは、受診までの間に観察した内容を整理しておくと診断に役立ちます。いつ発疹が出始めたのか、どの部位から広がったのか、食べたものや飲んだ薬との関係はあるか、といった情報は医師にとって重要です。

また、発疹は時間とともに変化してしまうため、スマホで写真を撮っておくのも有効です。できれば明るい場所で、発疹の部分がはっきりわかるように撮影すると良いでしょう。経過がわかるように複数回撮っておくと、より診察に役立ちます。

「子どもの様子が元気かどうか」と「発疹の広がり具合」をあわせて記録することで、必要な受診の判断がしやすくなります。

受診の目安と救急対応が必要な時

子どもの発疹はよくある症状ですが、中には緊急性を伴うものもあります。保護者が迷いやすいのは「このまま様子を見ても大丈夫か」「今すぐ病院へ行くべきか」という判断です。受診の目安は、発疹そのものの特徴と、子どもの全身の状態を合わせて考えることが大切です。

このパートでは、救急受診が必要な場合、診療時間内に小児科を受診すべき場合、そして受診前に整理しておくとよい情報について解説します。

すぐに救急受診を検討すべきサイン

以下のような症状が発疹と一緒に見られるときは、夜間や休日であっても救急受診をためらうべきではありません。

  • ぐったりして意識がもうろうとしている
  • 息苦しそうにしている、ゼーゼー・ヒューヒュー音がする
  • 唇やまぶたが急に腫れ、呼吸や飲み込みに支障がある
  • 水分がまったく取れず、おしっこが半日以上出ていない
  • 繰り返す嘔吐や下痢で脱水が心配される
  • 40℃近い高熱が続いている

これらは重い感染症やアレルギー反応のサインであり、早急な対応が命を守ることにつながります。

診療時間内に小児科を受診する目安

救急ほどではないものの、速やかに小児科を受診した方がよいケースもあります。例えば、

  • 発疹が日ごとに広がっている
  • 強いかゆみや痛みで眠れない、不機嫌が続く
  • 水ぶくれや膿を伴い、皮膚がジュクジュクしている
  • 発疹が数日経っても改善せず、むしろ悪化している
  • 食べ物や薬を摂取後に発疹が出た

こうした場合は、診療時間内に受診して医師の判断を仰ぎましょう。早めに診断を受けることで、適切な治療やケアが可能になります。

病院受診前に整理したい情報(時間・部位・経過)

受診の際には、発疹がいつから出たのか、どこに出ているのか、どのように変化してきたのかを整理しておくと診察がスムーズです。可能であればスマホで写真を撮り、発疹の広がり方や変化を記録しておきましょう。

また、発疹以外の症状(発熱、咳、下痢、食欲低下など)や、最近食べたもの・飲んだ薬の有無も重要な手がかりとなります。受診時にこれらを伝えることで、医師が原因を推測しやすくなり、不要な検査や処方を避けることにもつながります。

家庭でできるケアの方針と予防

子どもの発疹は、受診して治療が必要な場合もあれば、自宅でのケアで改善することもあります。発疹が出た時には「清潔」「保湿」「刺激を避ける」の3つを意識してあげることが基本です。症状を悪化させないように環境を整えながら、皮膚の回復を助けてあげましょう。ここでは家庭でできるスキンケアや生活上の工夫、再発を防ぐための予防について解説します。

皮膚を清潔に保つケアと保湿の基本

発疹が出ていると「洗って大丈夫?」と心配になる保護者も少なくありませんが、皮膚を清潔にすることはとても大切です。汗や汚れは炎症を悪化させる原因になるため、ぬるめのシャワーでやさしく洗い流し、柔らかいタオルで押さえるように水分を拭き取りましょう。

その後は乾燥を防ぐために保湿をします。刺激の少ない保湿剤を1日数回塗ることで、皮膚のバリア機能を守り、かゆみや赤みの軽減につながります。

掻きむしり対策と衣類・生活環境の工夫

かゆみが強いと、子どもはどうしても掻いてしまいます。爪を短く切っておくことはもちろん、寝ている間の無意識の掻き壊しを防ぐために、綿の手袋やミトンを活用するのも有効です。

衣類は通気性がよく、肌触りの良い綿素材を選びましょう。ウールや化繊はチクチク感が刺激となり、かゆみを悪化させることがあります。寝具やタオルも清潔を保ち、汗をかいたらこまめに着替えることで、皮膚への負担を減らすことができます。

再発予防のための生活とスキンケア

発疹の原因によっては繰り返しやすいものもあります。そのため、日常生活の中で再発を防ぐ工夫が大切です。

  • あせも対策:汗をかいたら早めに着替えやシャワーをして清潔を保つ。
  • おむつかぶれ対策:こまめなおむつ交換と、通気性をよくする工夫。
  • アトピーや乾燥肌対策:季節を問わず保湿を習慣化し、肌のバリア機能を守る。

発疹の記録を写真やメモで残しておくと、繰り返しのパターンが見えてきて予防にも役立ちます。小さな工夫の積み重ねが、子どもの皮膚を健やかに保つ大きな助けになります。

相談先と小児科オンライン診療の活用

子どもの発疹は、軽いあせもから重い感染症まで幅広く、保護者だけで判断するのは難しいものです。「受診した方がよいのか」「様子を見ても大丈夫か」と迷ったときに、安心して相談できる先を持っておくことはとても大切です。ここでは、一般的な相談窓口から、オンライン診療を含めた現代的なサポート方法までをご紹介します。

迷った時の相談|小児科・クリニック・電話相談

まず頼りになるのは、かかりつけの小児科や地域のクリニックです。普段の健康状態を把握している医師であれば、経過や背景を踏まえて判断してくれるため安心です。診療時間外であれば、各自治体の「子ども医療でんわ相談(#8000)」などを利用するのも有効です。看護師や医師が対応し、受診の要否や応急対応についてアドバイスしてくれます。

オンライン診療の使い方と適応

近年は、スマホやパソコンを通じて医師とつながるオンライン診療も普及してきました。発疹の写真や経過を医師に見せながら相談できるため、受診するかどうか迷うときに特に役立ちます。診察室に行かずに医師に相談できることは、体調の悪い子どもを連れて移動する負担を軽減するだけでなく、感染リスクを避ける意味でも安心です。

みてねコールドクターでできること

「みてねコールドクター」は、24時間365日いつでも小児科医にオンラインで相談できるサービスです。最短5分で診療が始められ、夜間や休日でも自宅から医師に相談できます。診療後は、登園許可証や診断書の発行も可能で、地域によっては薬の配送や薬局受け取りにも対応しています。さらに、システム利用料は無料で、医療費助成制度も利用できるため経済的にも安心です。
発疹が出て「これって病院に行くべき?」と迷う瞬間は誰にでもあります。そんなとき、すぐに医師に相談できる環境があることは、子どもにとっても保護者にとっても大きな安心につながります。

まとめ|発疹は落ち着いて観察し、必要時に受診

子どもの体に突然「ぶつぶつ」が出ると、保護者はどうしても不安になります。しかし、発疹の多くは軽度で自然に治るものから、受診が必要なものまでさまざまです。大切なのは、発疹そのものの特徴だけでなく、子どもの全身の様子をあわせて観察することです。元気に過ごしているか、水分はとれているか、発熱や呼吸の異常はないかなどを見極めながら、受診の判断につなげていきましょう。

軽いあせもやおむつかぶれなどは家庭でのケアで十分改善しますが、発疹が急速に広がる、膿や水ぶくれを伴う、ぐったりしている、といった場合は早めの受診が安心です。特に呼吸が苦しそうな様子や強いアレルギー反応が疑われるときは、救急受診をためらわないことが大切です。

そんな時に頼りになるのがオンライン診療アプリ「みてねコールドクター」です。

  • 24時間365日、最短5分で医師の診察を受けられる
  • 薬は近隣の薬局で受け取れるほか、全国配送(北海道、沖縄県、離島を除く)、一部地域では即日配送にも対応
  • 登園・登校に必要な診断書や登園許可証の発行が可能
  • システム利用料は無料で、健康保険や子どもの医療費助成制度にも対応

「みてねコールドクター」のアプリをインストールすれば、保護者の不安を軽減しながら、お子さんの健康を安心してサポートできます。あらかじめご家族の情報を登録しておけば、いざという時にスムーズにご利用いただけます。
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公式サイトはこちら:https://calldoctor.jp/

よくある質問

  • Q発疹が出ていても登園は大丈夫?

    A発疹の原因によって登園の可否は異なります。感染症による発疹(水ぼうそうや手足口病など)は他の子にうつる可能性があるため、必ず小児科で登園許可の有無を確認しましょう。あせもやおむつかぶれなど感染しない皮膚トラブルであれば、子どもの体調が良ければ登園できることもあります。

  • Q手足や口にぶつぶつが出た時に注意することは?

    A手足や口の中に発疹がある場合、手足口病の可能性があります。口内の発疹が痛みを伴うと食事や水分がとれなくなることがあるため、脱水に注意しましょう。水分が取れない、ぐったりしている場合は受診してください。

  • Q高熱と発疹が同時に出た場合の対応は?

    A高熱と同時に発疹が出る場合は、麻しんや風しんなど重症化しやすい病気の可能性もあります。ぐったりしている、咳や呼吸の異常を伴う場合は、すぐに医療機関へ連絡し、指示を仰ぎましょう。救急搬送が必要になることもあります。

  • Q市販薬やステロイド外用は自己判断で使ってよい?

    A市販のかゆみ止めやステロイド入りの塗り薬を自己判断で使うと、かえって悪化させることがあります。発疹の原因によっては適さない薬もあるため、必ず医師に相談のうえで使用しましょう。迷う場合は受診が安心です。

  • Q受診までにやってよいケアと避けたいことは?

    A受診までにできることは、皮膚を清潔に保ち、保湿を行うことです。冷たいタオルでかゆみを和らげるのも有効です。一方で、熱いお風呂に長く入れることや、強くこする洗浄、香料の強いスキンケア製品の使用は避けてください。

出典

監修
先生 風間 尚子
風間 尚子先生
小児科専門医
現在、日本赤十字社医療センター非常勤医・ミル訪問クリニック・吉原医院に勤務。小児科専門医、PALS(小児二次救命処置)インストラクターとして救急対応にも精通。
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